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セッション1

「ネットワーク経済と情報通信インフラ」


情報通信インフラ2

From: 中村 伊知哉
 Subj:【11】インフラの必要性

【10】櫻井豊
新しいサービス産業を生み出し,育成するためでは駄目なのでしょうか。

これしかないのかなあ、というのが悩みです。ビジネスインフラはできても、女房のサイフのヒモが緩むまでが遠い。

【10】櫻井豊
どうせ我々では,高速なデジタル通信インフラの上で,何をやったら良いか,きっと見つけられっこ無いと思っていまして(^_^),我々の世代ができることはインフラを用意するまでで終わりなのではないか,と。

賛成。そういうのをインフラっていうんじゃないかと思います。国領さんの話ともからみますが、今の日本の最大の資産はアニメやゲームに代表されるキッズの映像処理・表現能力であり、大人は彼らの恩恵を受けていくという段階にあるのではないかと思います。そのために「必要」なネットワーク環境をどう用意してやれるのか。

私個人はそんなことから子供のための新しい研究機関をアメリカの大学に作るという仕事に飛び込んだんですが、なぜアメリカくんだりまで来てやっているのかというのが当初から不満です。変な話ですが。


From: 飯坂 譲二
 Subj:【12】望まれるインフラ像-情報リソースの共有

【8】櫻井豊
企業に国際競争の波が押し寄せない限り,何をやってもこの状態は変わらないのではないかと思っているのですが,それは悲観のし過ぎでしょうか?

企業は、情報リソースを開発利用しないと企業がつぶれる、あるいは同業他社が情報リソースの有効利用をしたら利益が上がったということ聞けば、その企業の存続をかけて構造改革をすると思います。

問題は、公官庁でしょう。情報リソースこそ公官庁の飯の種ですから、共有に抵抗すると思います。また、情報リソースを利用できる人材(経営者、管理者)が育っていないことも問題となるでしょう。情報が読めず、また利用できなかったら、猫に小判です。

例えば、金融機関はある意味で、情報リソースをもとに企業を営んでいる古くからの典型的な企業だと思いますが、今まで単に不動産担保の有無のみで投資先を判定した人材では、複雑な国際経済や技術傾向を読みながら投資先を判定することは出来ないでしょう。これが出来るには少なくとも「ネット経済」を食した人が必要ですし、情報イリタレイトをなくすための再教育とものの見方、分析能力の教育がキーのような気がします。

私は、日本にはこの情報リソースになりうる情報は、多くの開発途上国とは異なり、いたるところに存在していると思います。問題はそれを掘り起こして、岩石から鉱物をとりだし、鉄なりにして市場(共有の場に)出すことと、鉄から何が作れるか、利用判断できる人材や、実際に製品に出来る人材の育成ではないでしょうか。郵政省、文部省も地方自治体も単に高速ネットワークを張ってコンピュータを学校に入れろことと考えていますが、誰が教え、何を教えようとしているのかを考えなければならないと思います。私は今からでも遅くはないという立場です。


From: 公文 俊平
 Subj:【13】インフラの必要性

私は、産業革命の「突破段階」の基本課題は、新産業のためのインフラの建設と、新産業の製品の「ビジネス利用」にあると思っています。日本は過去、どうもそこが弱かったのではないでしょうか。(自動車の時も、大分遅れました。私も東名ができたときに、あるジャーナリストが早速車を走らせて、時速百キロ出したところでブレーキに足をかけたら足がはじきとばされたと書いてあったのをみて、ちょっとオーバーだなと思った記憶があります。)

【11】中村伊知哉
国領さんの話ともからみますが、今の日本の最大の資産はアニメやゲームに代表され れるキッズの映像処理・表現能力であり、大人は彼らの恩恵を受けていくという段階にあるのではないかと思います。そのために「必要」なネットワーク環境をどう用意してやれるのか。

これはなるほどと思いましたが、そのためのインフラができるまでにはかなりの時間がかかるというか、ここにきてIPネットワークの姿が見えてきたことで、やっとそのための環境が整いつつあるのかもしれませんね。つまり、情報通信産業革命は、ようやく成熟段階にさしかかり、そのための新しいインフラの形が見えてきたのかなという印象を受けます。

それはそれでいいのですが、しかしそれ以前にもっと普通の意味での情報技術のビジネス利用に力を入れてこなかったのが、辛いところですね。藤原洋さんが『ネットワークの覇者』で指摘されている、ゲーム、カラオケ、そしてパチンコに情報技術者の資源と資本を投入しすぎたというのは、一つ前の成熟段階の成功経験をそのまま延長して未来をみていたためだということも言えないでしょうか。


From: 藤原 洋
 Subj:【14】インフラの必要性

公文先生【13】のお話から得られる認識として、成功体験ほど恐ろしいものはないということです。社会の発展は、決して同じようなパターンでは、進行しない。これは、物理学でいうエントロピー増大の法則とも一致するわけです。ただし、一方では、「歴史は繰り返される」という言葉がありますが、これもTrueな面があって、よく似たことがよく起こるわけです。しかし、決して元に戻るのではなく、スパイラル状に、進んでいくのではないでしょうか。

この点、アメリカの次世代インターネットのグランドデザインチームによる「政府によるイニシアティブ、学術研究、産業化のスパイラルプラン」は、一つの方法だと思います。官庁の予算配分を無条件に喜んで受ける日本の学術、産業界の構造は、もったいない気がします。どうせ受けるなら効果的に受けること、どうせ出すなら効果的な相手に出したほうがいいと思いますが。どうも、日本は、無駄が多いきがします。


From: 尾野 徹
 Subj:【15】インフラの必要性

これ私の取り越し苦労ならいいのですが、最近、アメリカのアニメは3D-CGで作られていませんか?日本式のジャパニメーションでしたか、静止画をうまく組み込んで安い費用で効果的なものを作る、、、っていうのが世界に受けていると思っていたら、アメリカではじゃんじゅやん3Dで映画を作る技術が簡単・安価になってきて、それでアニメを創り始めた?

3Dのアニメは質量感や実体感が抜群で、合体ロボットものや宇宙ものなど、もうどれでもリアルに見入ってしまいますね。もし、そうなるならば、このままいくと日本はアニメでもアメリカに製作を依頼するようになるのではないかしら。(ゴジラやゴレンジャーなどはその走り?)ということで私、日本の得意分野が心配になってますけど。。。実際のことを浜野さんにでも聞いてみたいとこです。

【11】中村伊知哉
国領さんの話ともからみますが、今の日本の最大の資産はアニメやゲームに代表されるキッズの映像処理・表現能力であり、大人は彼らの恩恵を受 けていくという段階にあるのではないかと思います。


From: 岸上 順一
 Subj:【16】インフラの必要性

私もこの尾野さんの指摘は当たっている気がしています。確かにアメリカでも日本のポケモンとかセラームーンとかが放映されてそれなりに人気は出るのですが、やはり映画の世界にはかないません。CGの技術はpixerの成功に代表されるように組織によってかなりの差が出てきています。これに静止画で原色を使った口パクだけで太刀打ちするのは至難の業でしょう。ハリウッドという本当にうまく映像を「料理」できるところがあるのでアメリカのコンテンツは強いのだと思います。

【15】尾野徹
これ私の取り越し苦労ならいいのですが、最近、アメリカのアニメは3D-CGで作られていませんか?日本式のジャパニメーションでしたか、静止画をうまく組み込んで安い費用で効果的なものを作る、、、っていうのが世界に受けていると思っていたら、アメリカでは


From: 小林 博昭
 Subj:【17】望まれるインフラ像

日本の通信が世界に通用するために次のことを提言したい。(日本の特殊性などという世界に通用しない議論は止めたいと思います。)

1)日本の電話料金制度を従量制から定額制に改めるべき
2)ISDNは即刻拡大(販売)を休止すべき
3)ADSLを採用すべき
これはユーザーの立場から申上げることですが、NTTにとっても大きなメリットがあることを申上げたい。

(1)定額制の採用
定額制にするとライフラインである電話網がパンクすることがこまる、従って従量制でよいとのご意見をどなたかが述べられておりましたが、一見NTTの現状を擁護するご意見でもっともらしく思われますが、現状維持で、従量制の料金を小出しに安くしてゆくやり方には何の発展性もないことと、ユーザーの立場からするとまったく受け入れられないことなので意見を述べさせていただきます。とんでもなく電話料金が高いということが私の申上げたいことなのです。

定額制の採用は三方一両得
インターネットを安く利用できる。米国と同じような料金で情報が入手できれば産業界にとっても、一般のユーザにとってもよいことです。安くて、品質がよい定額の回線はさらに加入者数を増やすでしょう。増えれば電話交換機も必要になるでしょう。メーカーにとっても電話交換機の需要が増えればハッピイです。4兆円にのぼるといわれる電話の加入権もサービス費用として返却するつもりがない様ですから、投資余力は充分ではないでしょうか。米国の電話事業者がいつか日本で定額制で事業を展開してNTTの加入者を根こそぎ持って行こうなどという野心もトーンダウンするでしょう。

日本のサービスする電話加入者数は減少しているのをNTTはどのように捉えておられるのでしょうか?これは持っている魅力もないから手放すのです。米国は色々な通信インフラがありますが、依然電話回線数は増大しているのです。勿論インターネットに使うために電話回線の需要が増えているようです。定額制料金は安ければNTTにとってもビジネスが増える。安いから買うのです。高ければ買わない。

もっとましなシステムがあればNTTの高い従量制電話は直ぐに捨てる。ということです。月次2千円の定額料金制はいかがでしょうか。地方の有線放送電話とほぼ同額です。有線放送が滅びてしまうという恐れはあります。すべてNTTの回線を相互接続するなどの対策は必要かもしれません。

実際にネットワークは輻輳しパンクするか?
パンクします。時々雪が降ったりして会社にゆけないような時は電話は繋がらなくなるようです。(ボストンのAware社(ADSL技術で著名)の話し)その時はあきらめるようです。勿論電話会社は看過しているわけではなく、ここにデータ(インターネット)と音声通話を分けるためにADSLを同じ回線上でさらにお金を取るために売り込んでいるわけです。ユーザーは自己の利益が最大になるように常に行動します。NTTもその辺りは割り切ってよいサービスをすることでいつまで経ってもADSLを実験などと称しておこなうへっぴり腰からいくらか進展があるのではないでしょうか?

(2)ISDNはこれ以上の拡充を停止すべき
ISDN交換機を販売している大手電話会社が目をむいて反対しそうですが、こんな64Kbpsしかでないしかも高価なコストのシステムは廃止すべきではないか?ISDNが信号を出す時はADSLが信号を止めるというような規格を日本で提案して標準化されています。(これは340KHzまでISDNが使用し、ADSLの使用周波数帯域と重なるため、出力の弱いADSLが影響されます。)

Bell Atlantic社は(GTEを合併中)合計の加入回線数6200万加入ですからNTTとほぼ同じです。同社のホームページ
www.bell-atl.com/adsl
をご覧ください。ISDN(64Kbps)をADSL(640Kbps)に無料で置き換えるサービスを行っています。

End To Endで接続の保証をしなければならないISDNとADSLを利用したConnectionlessのインターネットサービス(サーバーなどに送ったらそれでお終い)のコストは素人でも分かるほどコストの差があるのは分かります。電話会社にとってもメリットが大きいからこのような無料置き換えサービスを提案しているのです。この中で如何に安いインターネット接続サービスが提供されているかよくご覧下さい。7Mbps(OCN128Kの55倍)が2/3の価格です。

極論かもしれませんがNTTの加入回線が減っているのは携帯電話が普及するだけだからではないのです。インターネット電話が増えても電話線は必要です。加入回線が減るのはサービスそのものに魅力がないからです。

ADSLの採用について
ADSLで加入者回線を太くすれば当然大容量のバックボーンが必要です。需要のないと聞いている大容量のバックボーンの活用に繋がると思います。私は1990年からADSLについての紹介、事業などを行っておりますのでADSLを使って下さいなどというのは我田引水なのでコメントは避けます。NTTにADSLを使ってサービスをさせて下さい。という申し入れを行いました。


From: たき澤 諭
 Subj:【18】望まれるインフラ像

中村伊知哉
「いやゼッタイ高速インターネットが必要だ」という方、そんなこと当り前だとお思いの皆様、新しいインフラ必要だからカネ出せって、情報化投資を渋る社長や株主をどう説得したらいいですか?大蔵省や主婦(後者の方がガゼン厳しい)をどう説得したらいいですか?

新しいインフラの必要性については、特に研究開発の段階では、必ずしも「まず新たな需要やサービスを決めてから」ということではないように思います。「まず供給することが重要」なのではないでしょうか。

無責任な考え方かもしれませんが、高速インターネットなり、高速大容量の通信インフラが供給されることになれば、何らかの新たなビジネスなりサービスが後から産まれてくるのではないでしょうか。むしろそういった新たなビジネスを如何にふ化させ、ふ化段階で如何に支援するのかが大切だと思います。新たなアプリケーション開発の担い手は、必ずしもインフラの供給者ではなく、消費者ニーズに目敏いベンチャー企業が多いのかもしれません。

ただ、供給者である企業が実際に供給する段階においては、価格の適正化やマーケティングが必要で、商用化の規模や条件を適正にすることが重要だと思います。これを誤れば、「供給したが普及せず」ということに繋がるのかもしれません。理想論で言えば、供給者である企業は、将来の需要をできる限り正確に予測し、ビジネスプランを描くことはとても重要なことだと思います。

インフラではなくプラットフォームの話ですが、エジソンも蓄音機を発明した際、「人々が遺族に遺言を残すのに使うだろう」と、その後実際に利用された用途とは違う用途を想像していたそうです。インフラでも同様で、現在より高度なインフラ、新しいインフラを整備するに際しては、新たなビジネスなりサービスをイメージすることは重要ですが、思いもよらない新たな需要が見つかったり、新たなサービスが普及したり、予想以上の需要があったりするのかもしれません。実際、携帯電話もサービス開始当初はこれほど高校生等の若年層にも普及するとは誰も考えていなかったように思います。


From: 藤原 洋
 Subj:【19】望まれるインフラ像

【17】小林博昭
日本の通信が世界に通用するために次のことを提言したい。(日本の特殊性などという世界に通用しない議論は止めたいと思います。)
1) 日本の電話料金制度を従量制から定額制に改めるべき

定額制は理想ですが、回線交換機の利用が前提となっている、電話網を定額制にすることにはネットワークの輻輳問題が起こると思いますので、PSTNとISDNに対する定額制は問題だと思います。

【17】小林博昭
2)ISDNは即刻拡大(販売)を休止すべき

地域的にADSLだけを推すわけにもいかないので、ちょっと極論のように思いますが。

【17】小林博昭
3)ADSLを採用すべき

多くの技術の選択肢として是非推進すべきと考えます。


From: 小池 良次
 Subj:【20】望まれるインフラ像

アメリカでは、この輻輳問題は下火になっています。(2年まえは大騒ぎでしたが)確か、藤原さんがいらっしゃったベルコアが回線交換機に入る前にデータラインに迂回する技術をあちこちでプロモートしています。また最近では、ルーセントを筆頭に多数の会社がボイス系とパケット系を同時に扱える局用交換システムの提案を続けています。

先月、ワシントンであったコムネット展示会でもこんな輻輳の話なんかやってませんが、日本はそんなに遅れているんですか?確か日本と技術的に同程度(?)と言われるフランス・テレコムでさえ、モデム専用の電話線は定額制に移行する準備をしていますし?それほど日本を特殊扱いする必要はないと思いますが。

【19】藤原洋
1) 日本の電話料金制度を従量制から定額制に改めるべき
定額制は、理想ですが、回線交換機の利用が前提となっている、電話網を、定額制にすることには、ネットワークの輻輳問題が起こると思いますので、PSTNとISDNに対する定額制は、問題だと思います。


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