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セッション1

「ネットワーク経済と情報通信インフラ」


総括2

From: 校條 浩
 Subj:【11】2000年問題

Y2Kについてはいろいろ勉強になりました。有識者のみなさんありがとうございました。門外漢として一言。この問題は、「完璧」はないので、できる限り協力し、情報公開し、努力するしかないと思いました。議論より、時間の許す限り努力する。最悪の事態を想定しておく。あとは、天命を待つ、ということでしょうか。米国では訴訟が心配です。


From: 村田 初穂
 Subj:【12】インターネットの将来に向けて

要約:通信機器を実際に作っているメーカーの一員として、皆さんの議論を聞いての印象を最後に述べさせて下さい。

1.メーカーの立場として
通信機器を作っている立場としては、皆さんの議論は、ひとつひとつが自分たちの作っている製品への要望や批判になっているわけで、技術的な問題も、よく分かっているだけに、簡単に、ユーザーの立場に立つわけにもいがず、じっと聞いていました。

2.公衆網という名前の制約
多分、旧来の通信網の運用会社の多くは、「公衆網」が、全加入者に対して同じサービスを、同じ料金で、同時に実施しなければならないという、暗黙の制約に、縛られているのではと、時々感じます。そうでなければ不公平だと。また、サービスの中断や障害はあってはならず、こうした不手際があってはならないと。こうした一定の水準が保たれることが義務なのだと。

インターネットのような新しい情報インフラは、多少の不便や不手際があっても、よりプラスになる部分があれば、これを積極的に利用したいとの精神があってこそ、発展できるような気がしています。また、特定の地域や、特殊な加入者向けのサービスを、小さく始めて、大きく育てるような環境にしないと、花を咲かせられないと。

新しいサービスや冒険を、一方で期待しながら、他方では、旧来の公衆網と同じような、保護された、あるいは規格化された安全を望むのは、矛盾なのではないでしょうか。たとえば、ADSLも、回線の状況によって、伝達可能な距離が一定しないので、サービスを開始してみないと、本当に何Kbpsで使用できるのか、明確でないことが運用会社側での心理的な障害になっているようにも思えます。

もし、5Kmまで2Mbpsで使用できると、タリフに書いてしまって、実は使えなかったらどうしようと、その責任を追及されたら困ると。あるいは、一度、使えていたのに、地下のケーブルにISDN回線が入ってきて、この干渉で、時々使えなくなったら、この苦情をどう処理したらよいのかとか。また、時間によって、通信できる速度が変化したら、仕様で保証した性能が守れないとか。

他方、新興の運用会社は、新規の設備、新規のサービス、新規のタリフで少数の加入者からサービスを開始できるので、こうした心配が少なくて、冒険もできるのだと思います。本当に、大変になるのは、大規模な設備投資をしたあとで、サービスの内容が変化したり、タリフの内容が変わったりした時です。この時に、運用会社の本当の淘汰が始まるのでしょうが。

中川さん【2】の、「今動いているシステムを作りかえる上において、最小限度の変更と、最大の効果を目指す」という発言には、メーカーとして共感します。実際は、インフラは、このようにして、変化しようと頑張りながらも、結果としては少しずつ変化していくのです。ともあれ、旧来の運用会社が持つ、暗黙の「公衆網の制約」からインターネットを解放してやることも、配慮するべきだと思います。言い換えると、「情報インフラ」と言ったとき、インフラであることは、どこまで、均等な内容を保証しているのかという問いに答えることですが。

3.インターネットは他種類のネットワーク
実際には、多数の家庭を対象とした安価なものや、企業間の情報流通やECに使用するものなど、サービス内容や、料金体系、アクセス方法などで多様なネットワークが出現して、競争していくものでしょう。そうした意味で、データ通信の象徴としての「インターネット」は拡大していくのだと信じていますが、単一の、均質のインターネットができるとは誰も考えていないはずです。

それが、どこかのゲートウェイを通して、相互接続されることはあっても複数の並行したインターネットが存在していくのだと思います。こうした多様なネットワークのあるものは、公共投資の対象なのかもしれません。この多様さを認めてやることが大切なのではないでしょうか。

4.最後に
急速に変化していくインターネットのサービスや要求に応じた機器を開発していくのは、従来の情報インフラの機器の開発期間に比較して、短いだけに、しんどい作業です。開発当初に想定されていた利用法が、ブームでほとんど使用されないというのも、よくある話です。今回の議論のように多くの分野の方々の参加したところから、将来のインターネットの姿が、少しずつ浮かんできて、これを見据えることから、メーカーの開発も出発するのだろうと感じた次第です。


From: 佐々木かをり
 Subj:【13】料金問題

まったく筋から離れてしまうかもしれませんがまた、皆さんの論議の質とも離れますが、とにかく、料金は、「定額」に。ケーブルの定額(使い放題月3200円)サービスを使い始めて、初めて、自宅で子供と思う存分「遊び」でインターネットを使えています。いくらでも、子供の興味に付き合えます。電話代もかからないし。

これこそが、インターネットの普及につながるし、コンテンツの質の向上にもつながると思います。Y2Kは、私がキャスターを務めるCBSドキュメントでも、最近又取り上げられましたが、このメーリングリストでは、私の出る幕ではなさそうです。いろいろ勉強させていただきまして、ありがとうございました。


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