インターネット、携帯電話の普及などで、IT(情報技術)は社会、経済に深く浸透し、確実にリアルな世界に大きな変革をもたらしています。特に最近では「ユビキタス情報社会」といわれるように、「いつでも」「どこでも」ネットワークにアクセス出来る環境が整ってきています。
2002年後半からのIT業界の話題は「無線ICタグ」でした。1ミリ以下のICチップを物に貼り付けて、無線を使って自動識別する技術が、チップの急速な低価格化に伴って注目されました。
物や人間などの個体識別技術が普及すれば、「そのモノ」「その人」に対して特定のサービスを提供できます。既存のバーコードがアイテム(品目)レベルの管理であったのに比べれば、長足の進歩といえます。商品の生産・流通履歴が明確になるのはもちろんのこと、モノの所有権の明確化や、カスタマイズされた情報提供、さらには在庫金融といった応用まで検討されています。
しかし、一方で、情報を他者に読み取られることで、プライバシー侵害がおこるという問題も指摘されています。
「世界情報通信サミット2004」では、上記の問題を「デジタルIDで始まる大変革」というテーマの下に「キーノートスピーチ」と「セッション1:デジタルID革命を支える技術・インフラ」「セッション2:デジタルID革命とビジネスモデル」「セッション3:デジタルID社会のビジョンと課題」のプログラムで構成して議論します。
技術の進展の方向、新たなビジネスモデルの構築、ルールの策定などについて、日本と世界の専門家が、意見を交換します。
また本会議に先立ち内外のオピニオンリーダーによるネット会議を開催し、ビジネスの視点、ユーザーの視点からも課題を浮き彫りにしてまいります。ネット会議やサミットの会議内容は、日経関連の紙面および当ホームページを通じて広く報道していきます。
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