世界情報通信サミット2001
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From: 高木 治夫  2001/3/7 4:47
Subj:【293】e-Japanについて
【284】関根千佳
「政府はITの使いやすさにもっと力を注ぐべき、それは国力に直結する」という意見に賛成します。
賛成!
米国のリハ法508条や通信法255条を検討し、高齢者などに使えない機器は調達対象にしないなどの規制とともに、この分野の研究を行なう企業への支援や関連する人材育成に投資してほしいと思います。
こういうことで、障害者だけでなく、多くの方にとって、もっと生活に使いやすい新たな創造が生まれると思います。(高齢化がすすみ歩道橋が使われなくなり撤去がすすんでいるとか、昨日の新聞記事にありました。京都の話ですが。)

新たな創造の事例として、今進めていることを紹介させてもらいます。

2年ほど前から、NPOを作り、視覚障害者の方と一緒に、視覚障害者の方へのインターネット教育をしてきました。それまで、視覚障害者と話をしたこともない生活でしたが。

視覚障害者と晴眼者ではパソコン練習の流れが大きく違います。
http://www.sccj.com/e-oto/haikei.html
晴眼者は初心者でもいきなりWindowsを手探りで使い始め、PC上でWindowsを使う練習とキーボードの練習を並行して行う事ができますが、視覚障害者の場合はまず、キーボードという空間概念を把握し、キー配列を覚えなければいけないという制約があります。パソコンを初めて学ぼうとする視覚障害者が、介助者なしでブラインドキー操作の学習ができる環境にすることが重要と気がつきました。人により大きな差があり、グループで教育をすすめることが大変なんです。

そこで、音で覚えるキーボード学習ソフトウェアをいろいろ探して見つからず、作ってよと声をかけても相手にしてもらえないので、とうとう作りはじめました。足掛け3年になりますが、ようやく3月末頃には完成できそうなところまできました。いろいろ評価テストをしていますが、高齢者でも、これで十分上達できることも分かってきました。

学習ツールとして開発してきましたが、今では、音声インタフェースの重要性を認識させられました。Windowsのために、失った感性です。

Windowsをさわりはじめてから、何かあると、Windwsに怒られてばかり。評価テストかのなかからだんだんと、インタラクティブに音声で誉めたりおだてたりすることの重要性が分かり(ここに、はまる方も現れはじめました)、癒しのキーボード学習ソフトに大きく変身してきました。
http://www.sccj.com/e-oto/index.html


「ウチコミくん」といいます。

i-mode一色の中で、でも癒しを持った音声インタフェースは、これから大化けしそうです。

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From: 高木 治夫  2001/3/7 4:54
Subj:【294】国際比較 決済
【論旨】
・決済の国際比較、米国と日本は対等ではない。
・特に海外への販売が大変。
・どうしてこういうことになるのか?ぜひ、教えてください。

ITを使って、リユースのきものを海外へ展開させようと取り組んでいます。
http://www.i-kimono.com/japanese/index.html

クレジットカードの手数料と回収までを比較すると

(インターネット決済ではなく、通常取引で)
手数料入金日数
日本5〜7.5%30-60日
米国1.5〜2.5%48h

となり、圧倒的に米国の企業が有利です。なぜ、この差ができるのでしょうか?

webを利用して、クレジットカードで、米国から商品を買うことは簡単にできます。

しかし、日本から海外へ、ITを使って販売しようとすると、とたんに問題が発生します。契約しているクレジットカード会社では、取り扱えない。海外への通販ができないのです。米国に会社を設立して、その現地法人がクレジット会社と契約する必要があります。

米国の会社は、何もしないでも海外販売が可能ですが、日本の会社は、海外販売のために、大変な準備が必要。なぜ、この差ができるのでしょうか?

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From: 飯坂 譲二  2001/3/7 6:42
Subj:【295】IT教育の遅れ
【292】今川拓郎
最近のIT施策においても、日本人・外国人を問わず、頭脳ワーカーの集積を> 促進し、日本が Brain Magnet となれるような優遇策が必要では無いかと感じています。異文化の触れあいは、摩擦も生じさせますが、知的なスピルオーバーによる外部性の効果の方が大きいと信じています(外国人労働者の問題は簡単ではないとは思いますが)。
私自身、カナダに外国人として輸入された人間です。

気持ちよく、何年もカナダで働けた条件を思うと、今の日本には、知的労働者にせよ、外国人労働者を気持ちよく受け入れるほど社会は成熟していないと思います。付け焼刃的対応のみで、原因療法にはなり得ないことを心配しています。異文化を受け入れられないのは、日本のほうではないでしょうか。
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From: 水野 隆一  2001/3/7 9:21
Subj:【296】編成機能
【291】今川拓郎
ローカル(端末)側の機能の拡充によって、視聴者の嗜好に合う番組を大量に自動的にストレージして、それらを視聴者の生活パターンに合うような編集を自動的に行うことにより、受動的な視聴者に対し『垂れ流し』と同じように画面に映し出すということが可能になるのではないかと考えています。
可能性は否定しません。技術的に可能になることは十分にあり得る話だと思います。しかし、どこまで、『編集を自動的』に行えるかが重要でしょうね。もし、自分の好みや生活パターンを端末に入力しなければならないとすれば、その機能を使う人は、ほんの一部の人に限られると思います。

私の基本感は、『大多数の人は、テレビごときに自分の労力をかけてまで、自分の好みにあった番組選択をしたくない』というところにあります。『誰かが選んでくれた(自分は作業をしない)』というところに意味がると思います。

ですから、藤元さんのいう中間業者の可能性は、十分にあり得ると思います。私の定義からすれば、この中間業者は『放送局』ですが。いま、CS放送でスカイパーフェクトがやっているチャンネル組合せのパッケージ商品なんかは、この萌芽と見ることができます。これが番組毎の組合せによるパッケージチャンネルができるかもしれません。

でも、技術的に可能であったとしても、自分向けのチャンネルを作りたいという人は、一部のイノベーター層だけだと思います。
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From: 藤原 洋  2001/3/7 10:08
Subj:【297】IT教育の遅れ
【要旨】企業文化を国際化することの重要性について
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今川拓郎さんのご指摘の通りだと思います。私も1989年から1991年まで米国のBellcoreで訪問研究員として滞在した経験がありますが、国際社会の活力は、国籍に関わらず、過去の素性ではなく現在と将来を担える本質的なスキルによって組織と社会において活躍の場が提供されることだと思います。人口減少、高齢化、少子化が進む今日の日本において先進国としての役割は、ナショナリズムやセクショナリズムではなく、知的生産性の向上が重要だと思います。人事考課や採用における企業文化の国際化が、必須と思います。
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From: 市川 明彦   2001/3/7 11:18
Subj:【298】e-Japanについて
まさに、私の意図した問題提起とその反応、状況報告を得られ、嬉しい限りです。
少子・高齢化、非英語・タイプライター圏という、国際的にはハンディキャップになるかも知れない点を、逆手にとり、日本の特長にしたいと願うものです。年に6−7回ほど国際会議に出て、電子商取引について、欧米の連中とディスカスしてますが、彼らは、いかにも正義、正論のように一見見える、非常にしたたかな戦略で、国益、企業益を追求した行動で迫ってきます。負けてられません。
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From: 市川 明彦   2001/3/7 11:30
Subj:【299】IT教育の遅れ
問題は、日本に、わざわざ来たい魅力的なものが有るかという事です。
国際化とは、欧米に追従、お先棒を担ぐ事でなく、日本の何か特長、カウンターパワーがあってはじめて、アジア、欧米の人と対等な交流が可能になると最近つくずく実感している次第です。
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From: 飯坂 譲二  2001/3/7 11:40
Subj:【300】IT教育の遅れ
【299】市川明彦
問題は、日本に、わざわざ来たい魅力的なものが有るかという事です。国際化とは、欧米に追従、お先棒を担ぐ事でなく、日本の何か特長、カウンターパワーがあってはじめて、アジア、欧米の人と対等な交流が可能になると最近つくずく実感している次第です。
全く同感です。

バブルのとき、3Kに就業させる外国人を多量に受け入れました。バブルが終ったときから、ホームレスに落ちた人達もいます。

IT技術の場合、もっと別の魅力が必要ですが、その魅力があるかどうか、疑問でしょう。
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From: 飯坂 譲二  2001/3/7 11:46
Subj:【301】e-Japanについて
【298】市川明彦
少子・高齢化、非英語・タイプライター圏という、国際的にはハンディキャップになるかも知れない点を、逆手にとり、日本の特長にしたいと願うものです。年に6−7回ほど国際会議に出て、電子商取引について、欧米の連中とディスカスしてますが、彼らは、いかにも正義、正論のように一見見える、非常にしたたかな戦略で、国益、企業益を追求した行動で迫ってきます。
残念ながら、省益、業界益、党益のみで、国民のための戦略が立てられないのが、現状。この戦略が立てられるには、情報収集に始まり、情報の分析能力など、欠けているものがあまりにも多すぎます。

IT技術はこのために活用すべきでしょう。
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From: 飯坂 譲二  2001/3/7 12:08
Subj:【302】IT教育の遅れ
研究者などの高いレベルのシステムは日本にもすでにいろいろあります。アカデミックな場合は別にして、企業や、一般社会で受け入れられる環境が揃っているとは、思えません。

例えば、今でこそ、少しは国会で議論されていますが、日本にはまだまだ、地方選挙の選挙権は外国人にはありません。年金、医療保険などの公的のシステムについてもどうなっているのでしょうか?

人によっては、銭湯にもいけないし、住居も、見つけにくいのでは?皆さんはよい経験を一時的に外国でされた特殊な方だと思います。

どの国でも同じですが、役に立つお客様でいるかぎり、歓待されます。怒涛のようにやってくる某国の留学生に学部を占領されかけたある大学は入学試験の成績に関係なく、某国の留学生の数を制限します。

日本では、多くの頭脳流出者が50歳を過ぎた頃によく日本にもどります。それは、予算がとれないのです。予算がとれないから、大学院の学生も採用できず、日本に帰えらざるを得ないの本音でしょう。若い時は、ボスが取ってきた予算で、容易に留学や丁稚に行くのは簡単です。

予算がとれるようになるには、それこそノーベル賞クラスは別にして、大変な能力が必要です。

日本が招聘しようとするIT技術の優秀な学徒がいたとしても、その人の将来は、そこまで、可能なのでしょうか?
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From: 藤原 洋  2001/3/7 13:25
Subj:【303】IT教育の遅れ
【要旨】日本の魅力は、世界第2位の経済大国、すなわちIT市場
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日本の魅力は現在のところ、残念ながら米国並みの自由闊達な企業文化はこれからであり、唯一の魅力は、世界第2位の経済大国、すなわちIT市場があるということだけだと思います。しかし、ここは、実に重要で、最近インド政府の方々との交流をしていますが、インドのトップIT技術者のアンケート調査によると、アメリカで働きたい技術者と日本で働きたい技術者比率は、相当縮まっているということです。10年で3倍に増加しています。これは、IT起業家的視点での成熟度のようです。分かり易く言うと、日本で成功する方が、アメリカよりも、可能性が高いと感じている技術者が増えたということでしょう。
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From: 佐藤 英丸  2001/3/7 16:17
Subj:【304】IT教育の遅れ
私も、インド出身で、現在米国シリコンバレーのソフトウェア会社で技術担当のSVPをやってる友人から、先日同じようなことを聞きました。
彼は、電話やメールで、事あるごとに、日本にいい仕事はないかと聞いてきます。 いろいろと日本の状況を説明するのですが、日本での成功にチャンスがあると思っているようです。もちろん、彼はシリコンバレーで大成功をおさめているのですが、自分の能力と技術を生かせる機会が、米国よりは日本にたくさんあるのではないかと言ってました。インドに戻って、バンガロールあたりで一攫千金なども考えているようですが、日本ではビジネスの機会がたくさん転がっていて、成功のチャンスがゴロゴロしているのではないかと彼は日夜、忙しい中を縫って、日本語の勉強まで始めているようです。 米国にいるインド人技術者にいたってもこのように考えるのは、大変面白いと思い、また藤原さんにもお伝えしておこうと思い、書きました。 
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From: 小林 一  2001/3/7 16:32
Subj:【305】デジタルニューディール投資減税の提言・再論
<年間10兆円規模のニューディール>
小生の提案のポイントはIT革命のために必要な社会インフラについては、民間投資ー投資減税を中心とした特別税制という仕組みで整備したらどうかというものです。

石黒さんのフォーラム・知識情報の蓄積にしても、それへのアクセスをユビキタスに、たとえば地方のお年寄りの知識人の方にも保証するブロードバンドのサービスをどう供給するのかという問題があるのではないでしょうか。そうしたブロードバンドの情報システムや、今般も色々議論されているIT教育システムについて、ハード、ソフトすべてをやろうとすると相当な資金も必要となり、それを民間の投資、出捐にお願いするかわり、損金算入を認めてあげるというものです。そんなことはおせっかいで、すべて民間(のリスク)でやるべきだということも考えられますが、機会均等、スピードアップを考え、特別税制で支援しようという提案です。ここのところ、いかがでしょう。

「デジタルニューディール」、「知のダム」という言葉と考え方に惹かれ、同じ言葉を使ってしまったのですが(どうも失礼しました)、より大きな「ダム」ができないかと思った次第です。ニューディールというからには直接分だけで少なくとも年間で10兆円位の投資を期待したいものです。

<社会インフラへの民間投資促進>
【277】石黒憲彦
以上、集める知識情報の性格によって、政策減税が効くもの、効かないものがあり、私は民間の投資促進も重要ですが、それを云々するよりは国の予算配分として無駄な公共事業を一部削って、知的公共財の整備にシフトすべきではないかに努力する方が優先順位が高いと考えています。無駄な公共事業はやめるべきですし、必要な「知的公共財」の整備に国の予算を(重点的に)配分することには全く賛成です。「優先順位」ということでは、IT革命のために必要な「社会インフラ」への投資については、その膨大な金額と現在の財政状況、供給者ー享受者との関係、競争原理を考えると、やはり民間投資主体ではないかと小生は思います。もちろん、政府の事業や資金提供と一緒に行うことも結構だと思います。特別税制による税収減と無駄な公共事業への支出の削減とがリンクする仕組みができるともっとわかりやすいのでしょうが。これは財政(公共経済)工学の課題ですかね。

という次第で、以下での小生のコメントのまとめ・引用については、大きな知のダムづくりということで、「本格的にやろうとすれば」といった前置きを入れて読んでいただければ幸いです。
<ダイジェスト11>
石黒氏が、「デジタル・ニューディール」と名付けて「知のダム」(技術知識の集積と、情報交換フォーラム)を構築しようとしていることには、賛同が相次ぎ、小林氏は、「この投資は基本的に税金ではなく民間資金によってしかできないと思う。そこで、知のダム関連事業への投資(出捐)についての損金算入を中心とする特別減税を提言する」と述べた。これに石黒氏は「民間の投資促進も重要だが、それよりは国の予算配分として無駄な公共事業を一部削って、知的公共財の整備にシフトする方が優先順位が高い」とした。
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From: 石黒 憲彦  2001/3/7 17:32
Subj:【306】デジタルニューディール投資減税の提言・再論
【305】小林一
小生の提案のポイントはIT革命のために必要な社会インフラについては、民間投資 ー投資減税を中心とした特別税制という仕組みで整備したらどうかというものです 。
私はこの問題設定が理解できません。「社会インフラ」で公共財であるべきものにどうして民間投資が行われるのでしょうか?投資に対して事業収益が上がるものであればそれは公共財ではないと思います。但し境界線上のグレーのものがあります。それは昔の第三セクター方式や昨今ではPFIといわれる事業方式が対象としていたような事業です。いずれにせよ性格の異なるものを一緒くたにして「社会インフラ」に民間投資促進という議論をすることはそれほど意味があると思えません。
民間の投資 、出捐にお願いするかわり、損金算入を認めてあげるというものです。そんなこと はおせっかいで、すべて民間(のリスク)でやるべきだということも考えられます が、機会均等、スピードアップを考え、特別税制で支援しようという提案です。ここのところ、いかがでしょう。
損金算入のメリットだけで、収益性のない事業に投資をする民間事業者がいるでしょうか?利益が発生しないわけですから損金算入も効きません。税制措置で民間投資を促進するというアイディアそのものは結構だと思いますが、それは民間事業者が事業収益が期待できると感じる事業にのみ意味がある議論です。「社会インフラ」という曖昧な対象で議論しようとしてもこれ以上議論が深まらないと思いますが・・・
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From: 石黒 憲彦  2001/3/7 17:58
Subj:【307】デジタルニューディール投資減税の提言・再論
先ほどメールを打ってから小林さんのメールを読みかえしてみて小林さんのお使いになっている「IT革命のための社会インフラ」の概念が相当広いと感じました。先のコメントに当方に誤解があったようですから、再度真意を伝えるためにコメントすれば、仮に「IT革命のための社会インフラ」が「公共財」であるならば税制措置は機能しないということです。逆に社会インフラの概念を広くとらえて収益性のあるものを含めるのであれば税制がワークするものがあるのはよくわかります。その上でここから先は対象をある程度カテゴリー分けしそれぞれ議論しないと議論は深まりません。「IT革命のための社会インフラ」という言葉のままで議論すれば、その中に税制がなじむものもあればなじまないものもあるというつまらないコメントが私の結論になります。
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From: 小林 一  2001/3/7 18:04
Subj:【308】IT教育の遅れ
【304】佐藤英丸氏
私も、インド出身で、現在米国シリコンバレーのソフトウェア会社で技術担当のSVPをやってる友人から、先日同じようなことを聞きました。彼は、電話やメールで、事あるごとに、日本にいい仕事はないかと聞いてきます。いろいろと日本の状況を説明するのですが、日本での成功にチャンスがあると思っているようです。もちろん、彼はシリコンバレーで大成功をおさめているのですが、自分の能力と技術を生かせる機会が、米国よりは日本にたくさんあるのではないかと言ってました。
そうですか。実は、小生の女房(たびたびでコロンボ刑事みたいですいません)の会社で、今働いているのは若いインド人のエンジニアなのです。やはり、ゆくゆくは故郷に戻ってビジネスを起こしたいみたいですね。
【295】飯坂譲二氏
気持ちよく、何年もカナダで働けた条件を思うと、今の日本には、知的労働者にせよ、外国人労働者を気持ちよく受け入れるほど社会は成熟していないと思います。付け焼刃的対応のみで、原因療法にはなり得ないことを心配しています。異文化を受け入れられないのは、日本のほうではないでしょうか。
前にも書いたように、まだまだということも事実です。しかしながら、上述のインド人にしても、同僚ともうまくやっているようですし、我が家で食事をしたり、今度の週末はアスレチックジムに一緒にいくことになっています(更衣室やサウナ等は小生が案内しないとまずいのです)。向こうの方が気を遣ってくれているのかもしれませんが、楽しくやっています。異文化交流、少しづつでも始めていくことだと思います。こういうことに関わっている方々のパーティでも開いたらいい知恵がでるかもしれませんね。

昨日お会いした青森県H市の商工会議所会頭は、インド人をはじめアジア系留学生、IT技術者WELCOME、地域をあげて歓迎するといっていました。地方の方が開けているかもしれません。
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From: 小林 一  2001/3/7 19:25
Subj:【309】デジタルニューディール投資減税の提言・再論
【307】石黒憲彦
仮に「IT革命のための社会インフラ」が「公共財」であるならば税制措置は機能しないということです。逆に社会インフラの概念を広くとらえて収益性のあるものを含めるのであれば税制がワークするものがあるのはよくわかります。

その上でここから先は対象をある程度カテゴリー分けしそれぞれ議論しないと議論は深まりません。

おっしゃるとおりで、小生は基本的に「社会インフラ」という概念を広くとらえています。問題はそれを石黒さんのおっしゃるような税金で整備する「公共財」と民間で整備するもの(現在は鉄道や電話網などもこちらの方に属すといっていいですか)との境界上のものをどう整理するかだと思っています。一昨年のオンライン会議で例示したのですが、「公共事業」の典型に思える道路ですら、昔は地域の旦那衆が自分たちで整備した普請事業のような形もあったわけですし、道路特別会計のような間接的受益者負担のようなやり方や、有料道路のような基本的に直接的受益者負担のようなやり方もあったわけです。都市基盤整備ということでは、当公団のような財政投融資を使う特殊法人が行うやり方(大幅な利益を上げる必要はないが、利子を払ったうえで、損金はだせない)もあるわけです。IT革命を推進するための社会インフラ整備についても、日本の経済社会の現実にあった実践的な方法が考えられてよいのではと思って提案したところです。

対象をカテゴリー分けしないと議論が進まないというのはその通りで、荒っぽすぎるとは思います。ただ、今回議論されているなかで、ブロードバンドのネットワークへのアクセスをユビキタスに保証するためのハード・ソフトの投資(収益性の十分に見込まれるケースは別にしても)、IT教育のための投資(藤原さんのおっしゃるような100万人の技術者のニーズに応えるには膨大な投資が必要かと思います)などについては、民間投資と投資減税の組み合わせにより推進するのが有効ではないでしょうか。
【306】石黒憲彦氏
損金算入のメリットだけで、収益性のない事業に投資をする民間事業者がいるでしょうか?利益が発生しないわけですから損金算入も効きません。税制措置で民間投資を促進するというアイディアそのものは結構だと思いますが、それは民間事業者が事業収益が期待できると感じる事業にのみ意味がある議論です。
損金算入は、投資(出捐)対象事業からの収益に損金を引き当てるわけではなく、投資(出捐)をする事業者自身の会計処理のなかで、出資(出捐)分を損金として(税引き前に)計上できるということではなかったですか。対象事業そのものから直接的な金銭的利益がえられなくても、全体として、なにがしかの便益(名誉も含みます)が期待できれば、「実質倍の出費になるが、どこに使われるはっきりしない税金を払うよりは、事業内容に納得しているこちらの方に払う方がいいじゃやないか」という選択をすることがありうるのだと思います。対象事業を行う法人の役員になり意志決定にも関与できればなおさらです。昔のテクノポリスのときは、その推進機関への出資・出捐について損金算入の制度を取り入れることで、地域のリーダー的な企業(人)からの資金導入を推進したという経緯もあります。正確に勉強していませんが、教育法人への寄付行為についても特別措置があったのではないかと思います。

収益性の著しく高い事業に対してまで広げるのはいかがかと思いますが、グレーゾーンのものについては、元気のいい民間企業、市民に関係の深いIT関連社会インフラなので、そうした方々からの出資・出捐に期待するのが可能であるし、それを推進するのが適当ではないかと考え、提案したものです。たびたびで失礼しました。
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From: 苗村 健   2001/3/7 20:11
Subj:【310】ユビキタス・ネットワーク環境度合いの数字化
【要旨】ユビキタス・ネットワーク環境度合いの数字化によって,言葉の定義の曖昧さを吸収できれば,今後の議論が円滑になるように思います.
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「ユビキタス・ネットワーク」という言葉から連想するイメージに差があると,なかなか話が噛み合いません.いくつかのカテゴリーに分けて考えるためには,ネットワークの「ユビキタス度」のような軸があると便利です.

例えば,今でも,NBA観戦をしながら携帯国際電話で日本の友人に経過を報告して楽しむなんてことが可能です.「どこでも」という意味ではかなり「ユビキタス度」の高い遊びだと思うのですが,本サミットが想定する「ユビキタス度」とは少し方向が違うように感じます.

ではどんな方向の「ユビキタス度」なのか考えてみると,基本ポリシーの達成度合が重要な尺度になるかと思います.つまり,Open度,User Oriented度,Secure度,Business度などです.必ずしも基本ポリシーに限定する必要はありませんが,ユビキタス・ネットワーク環境度合いを数値化する上での尺度に関する議論が重要で,それがしっかりしていれば,言葉の曖昧さに左右されずに議論を展開し易くなるように思います.
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From: 坪田 知己  2001/3/7
Subj:【311】司会 〜 ご挨拶
ネット会議の皆さんへ

2月1日のスタートから5週間、皆様の熱意によって、非常に中身の濃い議論が続いてきました。このネット会議の目的は、3月8−9日の本会議の前段で、最新の問題について、どういう解決手段があるのかを議論することです。

「知」の共有の問題、放送の未来の問題、政府の役割、著作権、情報課金、ユビキタス、ブロードバンドなどの問題が幅広く議論されました。

皆さんの熱意が、今回のサミット、ネット会議の盛りあがりの源泉です。何物にも換えがたい、貴重な議論ができたことを、事務局、日経関係者一同、心から感謝しております。有難うございました。
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