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| セッション2 -「デジタル・デバイド時代のエレクトロニック・コマース
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日本型ECビジネスモデルの未来3 |
From: 高木 寛
.Subj: 【21】日本製ECビジネスモデルについて |
【1】前川徹 1. なぜ日本ではコンビニがECの拠点になりつつあるのか? 商品の企画から消費者に届くまでの過程でECのネックとされていたものには、コストとして計算可能なものから消費者心理のような客観化がむずかしいものまであるのですが、そのうちのいくつかを解消する可能性があるからではないでしょうか。物流コストはその一つですが、消費者としては手渡してくれるのが「配達人」ではなく、「売り手」であるという安心感があります。注文と違った物が届いても配達が仕事の人ではクレームは不可能ですが、売る人であれば別です。また、些細なことですが「ごくろうさま」と言わなくちゃならない配達の人と「ありがとうございます」と云ってくれるコンビニとでは消費者の感じ方は微妙に違うのではないでしょうか。 私は消費者の心理がこのテーマにとって決定的に重要だと言うつもりはありません。ただ、ECによって商品が消費者に届くまでの過程でコンビニがクリアしたファクターの一つであって同様の点がほかにもあるのではないかと考えています。【1】前川徹 3. 書籍、音楽CD以外の物販にもコンビニ利用型のECは拡大するのか? 福富さんがコンビニを介したECの位置づけを述べていますが、私もそこをつめることが大事だと思います。例えばECの物流拠点と考えるのではなく、消費者はコンビニで買うひとつの方法として、直接そのバックヤードに電子的にアクセスしているというイメージもあり得ると思います。1日に何回もコンビニに出入りするトラックを見ていると、数時間後に商品を手にすることも可能ではないかと考えます。
杉井さんが近所のコンビニに買い物の内容を知られるのに抵抗があってその都度店舗を変える人もありうると書いていますが、いつも店を変えるへんな人という見かたをされるかもしれません。いずれにしてもその人の購入性向のような個人情報はどこかにマージされて行くのです。それをどのように保護管理するかはコンビニに限らず配慮しなければならないことです。
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From: 林 浩一
.Subj: 【22】日本製ECビジネスモデルについて(高齢者) |
皆様の示されている見通しについて異論はありません。 ただ、人口的にマイナーな方も恩恵を享受できるだけの、多様なECモデルを持つような社会であって欲しいと思うのです(たぶん後半の議論ですね)。私には、コンビニあり、宅配あり、出前あり、ホームヘルパーあり、の多少冗長なくらいのシステムのほうが快適に思えます。これからのメガコンペティションの時代には、そうも言っていられなくなるのかもしれませんが。【16】飯坂譲二 あと3年もすると世代が変わります。私の年齢がコンピュータ時代のフロントを常につとめましたが、世代交番です。キーボード・アレルギーの人はすぐ人口的にマイナーになります。
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From: 小池 良次
.Subj: 【23】日本製ECビジネスモデルについて |
要約:
1)配達待ちの拘束感は30分程度だとほとんど感じない
2)携帯やモーバイルで本格的なショッピングは無理があるようだ
メールでご指摘のあった「配達待ちの拘束感」は重要だと思い、書き込みをさせていただいています。
サンフランシスコ郊外に住んでいる我が家では、オンライン・スーパーマーケットのウェブバンを使ってます。おかげで普通のスーパーマーケットに買い物に行くのは月1〜2回ぐらいに減りました。
同社のシステムでは配送指定時間が30分刻み。夜の10時まで配達してくれます。配達待ちの拘束感は30分程度だとほとんど感じません。また、半年以上同サービスを利用していますが配送時間は90%以上正確でこれまで遅れたことは2〜3回という感じです。
オンライン・スーパーマーケットはアメリカでも数社あるのですが、ひどい会社は配送指定時間が2時間半ごとになっているものもあります。これだけ指定時間が長いと拘束感が大きいようです。ウェブバンがオンライン・スーパーの中でも急成長している理由はこの高度な配送システムにもよるようです。
ところでiモード系やモーバイル端末でスーパーマーケットの買い物をするのは非常に難しい気がします。ウェブバンで注文する場合、肉などはテキストベースで注文が可能なんですが、歯ブラシや鎮痛剤、化粧品などもろもろはウェブ画面で写真を見てからでないと安心して注文できません。 というのも、同じアイスクリームでも20種類ぐらいは品揃えをしているからです。
これには背景があります。
オンラインスーパーは店舗型の品揃えではなく、ウェアハウス型が主流のようです。一般スーパーは店舗の展示スペースが限られているので、品揃えを絞り込む傾向にあります。一方、ウェブバンのように郊外に大型倉庫を構えているオンラインショップは、豊富な品揃えを売り物にしています。オンラインで何でもあることが、同社の強みになります。
こうしたところから、当面、スーパーマーケットの買い物といった事は情報端末では難しいというのが実感です。【18】林浩一 たとえば、、、商品が配送可能になった時点からは、24時間いつでも、注文OKで、来て欲しい時間が指定できるサービスを考えましょう。時間指定は、自宅のTVのセットトップボックスかゲーム機のリモコンででもやるのでしょう。自宅では都合の悪い品物なら、駅でも公園でも、iモード系のものを使って注文することにしましょう。配達員の顔は画像で確認、宅配バイクが、自宅までの経路上のどこにいるかは地図で、到着までの予想時間と一緒に刻々表示され、頃合をみてドアを開ければ、配達員が商品を持って立っているといった具合です。
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From: 中山 靖司
.Subj: 【24】日本製ECビジネスモデルについて |
【22】小池良次 1)配達待ちの拘束感は30分程度だとほとんど感じない 実体験に基づくお話で、非常に納得できます。日本ではヤマト運輸が約2時間区切りで配達する時間帯の指定ができるサービスを無料で始めており、だいぶ便利になってきましたが、それでもやはり「拘束感」があります。おっしゃるとおり30分程度の配達待ちで済むのであれば「拘束感」は減ると思います。
しかしながら、あらかじめ時間を指定しておく必要があるため、急遽予定を変更して外出したいと思ったときに、配達時間の変更がいつでも自由に気がねなく可能かどうか、夜間(あるいは深夜)に配達してもらえるように指定できるかかどうか、という点も「拘束感」を払拭する上では重要な気もします。
ところで、皆様は郵便局の「ゆうパック」が便利なサービスをしているのをご存知ですか。郵便局は小包を配達して留守だと「配達票」を残して持ち帰ります。配達された人は、この配達票に希望配達日を指定して再配達を受けることもできるし、直接、郵便局に行って受け取ることもできます(身分証明書と印鑑が必要)。私の住んでいる管轄の郵便局では、なんとこの受け取りが24時間いつでもできるのです(ここ1年くらい前から夜間窓口のサービス時間が延長になりました)。
共働きで普段家を留守にしがちな我が家では、大変重宝しており、物を送ってもらう際には、極力「ゆうパック」で願いするようにしています(我が家の場合、たまたま郵便局の本局が近い)。近くのコンビニで同様のことができる(さらに加えて決済までもできる)のであれば、間違いなく利用者はたくさんいると思います。
いずれにせよ、複数の手段があり、選べることが大切なのではないでしょうか。【22】小池良次 2)携帯やモーバイルで本格的なショッピングは無理があるようだ 携帯電話機が現在のものと同じ形状で、ディスプレイや入力に制約があると限定したうえで、将来を語るのは議論を狭くしているかもしれません。
ウェアラブルコンピュータの実用化は、そんなに先のことではないはずですし、それが携帯電話とも融合(あるいは区別できなくなる)ことも十分考えられると思います。ヘッドマウントディスプレイを使えば大きな画像を外出先でも見ることは可能ですし、入力手段も音声認識を利用したり、あるいはまったくあたらしい簡便な入力方法が開発されるかもしれません。これだけ携帯電話の軽量化が進んでいるのですから、メガネ型携帯電話?とかが、出現するかもしれませんね。
したがって、「現状のimode等の携帯電話ではできない」ではなく、「携帯電話がどのように改良されたらECでさらに使えるようになるのか」という観点からも考えていきたいと思います。
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From: 小池 良次
.Subj: 【25】日本型ECビジネスモデルについて |
【23】中山 靖司 「携帯電話がどのように改良されたらECでさらに使えるようになるのか」という観点からも考えていきたいと思います。 には大賛成です。
もう一ひねりして機器の技術改善ではなく、現在の携帯電話やモーバイル端末でECを展開しようとした場合(つまりウェブを利用しない販売)、それにふさわしい方法や商品、販促方法はあるかという問題です。
たとえば、米国ではレスポンド・コム(respond.com)というECのメール仲介サービスがあります。 ウェブで「200ドル以下のカラープリンター求む」とメールを打つと、同社に加盟しているECサイトから「うちはxxx社のカラープリンターを189ドルで売ってる」といった返事が来ます。実際ぼくが試したときは20件近くも返事がきたので驚きました。これはウェブみたいにカタログ閲覧形式に頼るのではなく、メールだけで商品を紹介してくれるところに面白味があります。いちいちあちこちのサイトを回る手間も省けます。これなら携帯でもいますぐにでも実用化出来そうな気がしてます。
それからクイックバイ社(quickbuy)のバイコンズという技術は小売店名や商品名、価格、決済方法などが符号化されて写真(gifかjpgか分かりませんが)に刷り込まれている。 電子メールでこのバイコンズ(写真)を送りつける。受け取った人が購入する場合、専用のお財布にバイコンズをクリック・アンド・ドロップするだけで、自動的に決済のメールが小売店に届くようになっている。氏名や発送先などの決済情報をウェブで書き込む必要がない。これはまだ実験段階ですが、モーバイル端末にはすぐにも使えそうです。
ぼくが知っているのは、この二つぐらいです。 前川さん=>歩くインターネット・データベースとして、もっと面白い事例をご存じないですか?
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From: 水野 隆一
.Subj: 【26】価格競争、付加価値競争 |
【25】小池良次 たとえば、米国ではレスポンド・コム(respond.com)というECのメール仲介サービスがあります。ウェブで「200ドル以下のカラープリンター求む」とメールを打つと、同社に加盟しているECサイトから「うちはxxx社のカラープリンターを189ドルで売ってる」といった返事が来ます。 話がちょっと横道へ行きますが、priceline.comにせよ、上記の例にせよ、結局は価格競争ですよね。利用者の立場で見ると、なんとなく解るのですが、価格以外には訴求方法ないのだろうか?という疑問が漠然とあります。
実際、コンサルティングの現場では、『ネットビジネスなんて、低付加価値品の安売り競争の道具でしかないから、わが社は知らん』なんていう中小企業の経営者に結構ぶち当たるのですよね。価格ではなく、付加価値競争を検索するような逆オークションや検索システムは作れないのだろうか、という素朴な疑問を持っています。
あんまり、この話を突き詰めると前々回の会議の話題になった『情報洪水への対処』というテーマに落ち着くような気もしますけど。
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From: 小池 良次
.Subj: 【27】電子小売店 |
【26】水野隆一 話がちょっと横道へ行きますが、priceline.comにせよ、上記の例にせよ、結局は価格競争ですよね。利用者の立場で見ると、なんとなく解るのですが、価格以外には訴求方法ないのだろうか?という疑問が漠然とあります。 確かにおっしゃる通り、ユーザーから見ると価格競争が一番わかりやすいです。また、その手の訴求方法が主流(米国では)だとも思います。特にご指摘のプライスラインはそうですね。
また、これは顧客固定率が電子小売店では高いので「まず、自分の電子小売店に客を寄せること」を狙って赤字覚悟の大幅ディスカウント広告をしている面が強調されすぎているからではないでしょうか。
でも、いっぱん電子小売店の場合、価格だけでなく利便性とかセキュリティーとかに納得することがリターン客につながるように思います。ご承知の通り、特にカスタマーサポートは重要になってます。チャットによるオンライン・サポートなんかもよく見受けるようになりましたし。【26】水野隆一 実際、コンサルティングの現場では、『ネットビジネスなんて、低付加価値品の安売り競争の道具でしかないから、わが社は知らん』なんていう中小企業の経営者に結構ぶち当たるのですよね。 う〜ん、そうゆう中小企業の経営者の方はこまりますよね〜。^^)でも豊富な情報をウェブで提供すると、お客は必ずしも特売品だけを買うわけでもないようですよ。
たとえばオフィース用品・文具販売の大手オフィース・デポ(Office Depot)の例です。同社の説明によれば、ウェブを使って購入するお客は明らかに高いコンピュータ用紙を買う傾向にあるそうです。同社のウェブではコンピュータ用紙の項目に「最適なプリンターの種類」や「カラーあるいは白黒印刷むけか」などの細かい情報を載せていて、お客はその説明に納得し、高い紙を選ぶそうです。これは店舗(そこまで店員が詳しくない)や通販カタログ(スペースがなくて知らせ切れない)では見られない傾向だと同社は指摘しています。
またデル・コンピュータも同様にオンライン受注の方がコール・センターを使った受注より客単価が高いそうです。デル・コンピュータの分析によれば、コール・センターの電話オペレータがいくら細々と商品説明をしてもお客は「営業トークだ!」と耳を貸さない傾向がある一方、ウェブでは機能の違いなど十分な製品情報を提供すれば機能と価格を自分で比較検討し、より単価の高い製品を選ぶ傾向にあるそうです。
(この2例は電子小売店の業界団体、ショップ・ドット・オルグさんのレポートが出典です)
ですから、「低付加価値品の安売り競争の道具」なんて電子小売店を言わないでやってください。
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From: 中野 潔
.Subj: 【28】店舗の機能、電子商取引との親和性 |
店舗の役割に関する【27】小池良次小池さんの御説明、実地の感覚が入っていて、非常にわかりやすく助かりました。
以下に、1月29日の情報処理学会の分科会で、発表した内容の一部を 紹介いたします。議論の助けになれば、幸いです。
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表1 店舗の機能と電子商取引との親和性
◎は、電子商取引との親和性 大、△ 親和性 小
機能の類別のうち、顧客識別 とは、電子商取引の場合、 プロフィール付き顧客データベースとほぼ同義
店舗の機能の詳細については、表2 を参照
| 機能 | 親和性 | 機能の類別 |
| [A] | 選択、陳列、推薦、熟れ筋確認 | | 商品理解 |
| [B] | 新製品発表、製品ライフサイクル確認 | | 商品理解 |
| [C] | 商品検索、比較 | ◎ | 商品理解 |
| [D] | 販促、コンサルティング、指導 | △ | 顧客識別 |
| [D-1] | 販促関連情報周知 | ◎ | 商品理解 |
| [E] | 商品情報(意匠、操作性、仕様など)確認 | △ | 商品理解 |
| [F] | 在庫・納入関連情報確認 | ◎ | 商品管理情報理解 |
| [G] | 価格決定機能/TD> | | 商品管理情報理解 |
| [H] | 発注・決済関連情報確認、決済 | | 顧客識別 |
| [I] | 引き渡し、引き渡し方法指示 | ◎ | 顧客識別 |
| [J] | 商品管理機能 | ◎ | 商品管理 |
| [K] | (売り手による)購入者値踏み | △ | 顧客識別 |
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表2 店舗の機能
(●)は電子受発注、物理配送の場合、機能が変質するものについてのコメント、 [■]は電子受発注、電子配送のコンテンツ商品の場合、機能が変質するものについてのコメント、 →は、売り手が主体となる機能、 ←は、買い手が主体となる行為 ★は、電子受発注において、(物理的店舗より)強化できる機能
[A](buyerによる)選択機能、陳列機能、推薦・売れ筋確認機能
| ← | 商品が見られる (●写真しか見られない) |
| ★ | ← | コンテンツ商品が試験視聴できる [■一部、試験視聴が容易になる] |
| ★ | ← | 店による推薦状況がわかる |
| ★ | → | 看板に掲げる商品カテゴリーについて、すべての商品を陳列するのではなく、buyerの意図や過去の経緯(しがらみ)に従って選択した商品を陳列する |
| → | 看板に掲げる商品カテゴリーについて、店の広さの許す範囲内でしか陳列できない (●非常に多数の商品が表示できる) |
| ← | 市場での売れ筋が推測できる |
| ← | 売り切れ状況が推測できることがある (●困難になることがある) |
| ★ | ← | 他の購入客の評価を知る (●物理的に実在する店舗では困難だが、電子受発注の場合、容易に実現できることがある) |
[B]新製品発表機能、製品ライフサイクル確認機能
| ★ | ← | 新製品がわかる |
| ← | ライフサイクル末期に達している場合、それが推測できる |
| ← | 生産取りやめの場合、それが推測できる |
[C]商品検索、比較機能
| ★ | ← | 特定の商品が探せる (●一般的には、容易になる) | | ★ | ← | 類似カテゴリーの複数の商品が比較できる (●容易になることがあ) |
[D]販促、コンサルティング、指導機能
| → | 購入に踏み切るように、誘導する (●事実上、電子メールでしかできない) |
| → | 漠然とした要求に対し、適切な商品やサービスを推薦する (●事実上、電子メールでしかできない) |
| → | 使用方法の複雑な商品について、説明する (●ウェブなら詳細な説明書が表示できる) |
| ★ | → | 新種の商品カテゴリーについて、意義を説明する (●ウェブなら詳細な宣伝文句が表示できる) |
[D-1]販促関連情報周知機能<
| ★ | → | キャンペーン、モニター、割引 |
| ★ | → | プレゼント |
[E]商品情報(意匠、操作性、仕様など)確認機能
| ← | 意匠(デザイン)の確認 (●写真しか見られない) |
| ← | 操作性の確認 (●実物に触ることができない) |
| ★ | ← | 各種仕様の確認 (●ウェブの文章で表示はできるが、双方向のやりとりは事実上、電子メールでしかできない) |
| ← | 個別仕様指示(オプション部品の取り付け指示など) (●オプション部品のパターンなどがある程度定まっていれば、ウェブで実現できる) |
| ★ | ← | 使用環境条件確認 (●ウェブの文章で表示はできるが、双方向のやりとりは事実上、電子メールでしかできない) |
| ★ | ← | 使用許諾条件確認 (●ウェブの文章で表示はできるが、双方向のやりとりは事実上、電子メールでしかできない) |
[F]在庫・納入関連情報確認機能
| ★ | ← | 店頭在庫確認 (●データベースと連動させれば迅速) |
| ← | バックヤード在庫確認 (●データベースと連動させれば迅速) |
| ← | メーカーからの発売時期、出荷時期など確認 (●データベースと連動させれば迅速) |
| ← | 納入(店や倉庫への)時期確認 (●データベースと連動させれば迅速) |
[H]発注機能、決済関連情報確認機能、決済機能
| ★ | ← | 発注する |
| ★ | ← | 決済する |
| ★ | ← | 決済方法について調整、確認する (●ウェブの文章で表示はできるが、双方向の質問のやりとりは事実上、電子メールでしかできない) |
| ← | 返品、解約条件ついて調整、確認する (●ウェブの文章で表示はできるが、双方向の質問のやりとりは事実上、電子メールでしかできない) |
[I]引き渡し機能、引き渡し方法指示機能
| ★ | → | 商品を引き渡す (●必ず配送が必要) |
| ← | 引き渡し(配送)方法について調整、確認する (●ウェブの文章で表示はできるが、双方向の質問のやりとりは事実上、電子メールでしかできない) |
[K](売り手による)購入者値踏み機能
| → | 実際の売り場での挙動や身なりにより、購入者の行動パターンや信頼性が推定できる |
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From: 林 浩一
.Subj: 【29】携帯電話によるEC |
現在の携帯電話やモーバイル端末「だけ」でのECを展開するのもチャレンジングですが、他のメディアとの組み合わせもありではないでしょうか。
例えば、携帯やiモードでは、配送の指示だけやるような形態です。商品の選択プロセスと商品の配送指示プロセスは、切り離せる場合があると思います。生鮮食料品や日常雑貨では無理でしょうが、希少品、産地直送品、いかがわしいモノで、配送も数日かかる場合には、一旦、商品の配送がレディになった時点で、メールでの通知を求めるようにできると思います。
商品選択のときには、ある程度大きな画面で商品を探さないといけないでしょうが、時間の指定や登録済みの場所の選択くらいなら、今のiモードでも十分な気がします。(受取場所と時間は追って連絡するのは、身の代金の受け渡しみたいですが。)
こうした複数のメディアの組み合わせによるEC事例のご経験はありませんか? こうした形態はあったとしても、不安定で過渡期的なものになるのでしょうか? (少なくとも、この例はワンストップな気がしません)
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From: 飯坂 譲二
.Subj: 【30】商取引のサイクル |
なんとなく、日本型ECビジネスモデルについて振り返ってみると、日本型物流システムを議論してしまったようです。
別にECに限らず、商取引のモデルとしては、
1)商品、サービスの供給側は、新製品や新サービスをそれを必要としている消費 者に早く知ってもらう。
2)消費者側からみると、欲しいものがどこで、いくらで、いつ手に入るかを知る。
3)その両者の利害が一致したところで、商談が成立し、
4)物の発送・配達やサービスを消費者が受け、
5)その結果、支払いその他の決済が行なわれる
6)消費者は、受け取った物やその性能・サービスが求めたものと異なっていたり、 欠陥がある場合にはクレームが生じ、供給者はその対応が迫られる。
7)商取引の対象が一定期間、継続的に使用される場合、供給者は部品の維持保 守やその寿命についても責任が問われる。
8)消費者は、受け取ったものやサービスの成果を評価し新たな需要や要求をもと める。
そしてこのサイクルが継続して商取引が継続・発展していく。どうもコンビニ型ECモデルの議論は、物中心で4)の議論(あるいは5)も含め) の枠に限定され過ぎているような気がします。
Net時代の特徴は、供給も、消費も特定の地理的地域に限らずグローバル化していうこと。1)−8)の各段階が時間的により短くなっていること、クレームもあっという間に世界中を駆け巡るといったことを挙げることができます。
供給側は、どのようにして広域的に、適切なタイミングで適格な消費者にプロダクトやサービスの内容を効率的に知らせるのにECの特徴を使う。消費者としては、欲しいものどこにあるのか、その内容を早く知りたい。そのためにNETを前提として、ECではどのようにしてそれが入手できるか、今日本で欠けているものはなにかということを知るのにNetを使う。上記4)、5)以外の議論も含めてECを考えたいと思います。
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