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| セッション1 -「モバイルとデジタル家電が拓く新ビジネス
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モバイルコミュニケーション3 |
From: 関口 和一
.Subj: 【21】コーディネーター 〜 ほかの皆さんのご意見はありませんか? |
皆さんのご発言を聞いていると、モバイルで日本は世界をリードできるという意見がある一方で、放送の分野ではインターネットと親和性のないとんでおないものを作っているというご意見があるようですが、いずれをとっても、私個人の意見としては、今回もまた日本独自の規格で走っているような気がいたします。
「iモード」については、確かに松下の松瀬さんが【11】松瀬哲朗 iモードの大成功は世界をあわてさせている1年間で300万突破という驚異的な状況に、当初のんびりWAPでいこうかと構えていた海外ベンダーは目の色を変えた。第3世代の先行も含め日本携帯市場はまさに注目の的。 といわれるように世界が注目しています。しかし、かつてビデオデッキを海外に輸出した時にはまったく新しい市場に出ていったわけですが、今回は海外ではGSMなどすでに別の規格が走っており、そのうえで日本規格がどこまで通用するか疑問です。
それに、日本シスコの桜井さんが【20】櫻井豊 将来の携帯電話(の発展系)については私も想像つきませんので,ここでは議論しませんが,少なくとも現在の携帯電話系ネットワークサービスでピコピコやっても,国際社会で通用する人材は育成されないのではないかという危惧です。 といわれているように、今の日本のモバイルはどちらかというと若者の「ケータイ文化」であり、まだ本格的なビジネスツールには使われていないような気がいたします。
そこで、もう少し、ほかの皆さんにも、モバイルの意義、日本のとるべき戦略、などご意見をいただけないでしょうか。
それから、欧州の最新の状況を見てこられた村田さんが、【47】村田初穂 早速、フランスのカンヌにて2月2日から4日まで開催された、ヨーロッパを中心とした移動体通信方式であるGSMの会議に参加してきました。GSM world 2000と言います。現在のGSM方式の上に、インターネットの機能やエレクトリック・コマースの機能を載せて、様々のサービスの可能性を探ろうとしています。数千人規模の大盛況の集まりでした。GSMの世界での動きが、アメリカとは別に無視できない規模になっていることを実感させられた会議でした。 といわれていますが、すこし、モバイルとデジタル放送に関し、日本との比較においてどう欧州は進んでいるのか、何が問題になっているのかをお聞かせいただければ幸いです。
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From: 岸上 順一
.Subj: 【22】Geneva Telecom 99 |
昨年のGenevaのTelecom99でもやはり注目されたのはモバイルECで、これに関係するブースだけが黒山の人だかりでした。確かに認証の点で優位で、ユビキタスに近いモバイルはいろんなECに受け入れられやすいインフラだと思います。これは例え日本独自で走っていようと、海外出張に持っていく人は全体から見るとごく僅かですし、共通化して安くなるかどうかも疑問なのでそれはあまり大きな問題ではないのではないでしょうか。
放送の将来の方がもっと大きな問題だと思います。 基本的には持ち運ぶ確率が高い物は無線で、そうでないテレビのような物は有線でというのが限りある資源を有効に使う方法だと思っています。
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From: 松瀬 哲朗
.Subj: 【23】世界の市場 |
【21】関口和一 海外ではGSMなどすでに別の規格が走っており、そのうえで日本規格がどこまで通用するか疑問です。 GSMの世界では、既にSIM toolkitというアプリケーションインタフェース仕様が95年頃に確立されたため、モバイルバンキングなどの携帯電話を利用したアプリケーションは97年頃から利用され始めています。多分WAPと共用できる端末も出てくるでしょう。
iモード方式が世界をリードできるかというと否でWAPが大勢でしょうが、iモードかWAPかGSM SIMtoolkitかは ベンダー/キャリアのツールの話であって、本質はサービスコンテンツのアイデアであり、これで世界をリードしていければ良いと思うのですがいかがでしょうか。その意味で、これからWAPに取り組もうとしている各国サービスオペレータ・ベンダがiモードのコンテンツに着目していると思います。【21】関口和一 モバイルとデジタル放送に関し、日本との比較においてどう欧州は進んでいるのか、何が問題になっているのかをお聞かせいただければ幸いです。 以下に、携帯電話についての参考データを記載します。これを見ると、日本市場/PDC方式は世界の中でOne of themに過ぎず、数では圧倒的にGSMです。 また、日本は成長率が減少ぎみですが、世界市場は引き続き拡大します。
第3世代について言えば、欧州は 第2世代(デジタル)のGSMとその2.5世代のGPRS(パケット)からの切り替えが遅れると見られており、日本のW-CDMA導入が世界初市場となります。 第3世代は速度面の大幅UPがあるため、果たしてどのようなサービスが可能なのか、ユーザに受け入れられるのかを欧州勢が注目しており、この面で日本が先行できる可能性があると思います。
・世界市場は今後3年間も引き続き拡大
| 世界需要: | 98年 | 1.8億台 | 99年 | 2.8億台 | 2003年 | 4〜5億台? | | 日本需要: | 98年 | 3400万台 | 99年 | 4200万台 |
・方式別出荷台数(99年見通し)
| GSM | 1億3300万台 | *欧州他100カ国以上で採用 | | CDMA | 3300万台 | *北米、アジア他 | | TDMA | 2100万台 | *北米、南米他 | | PDC | 3600万台 | *日本 | | アナログ | 1500万台 | *各地 |
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From: 加藤 良平
.Subj: 【24】入口情報 |
モバイルに関しても、インターネットに関してもいえることですが、現在のところその上の情報はあくまで「入口情報」であり、これは実は、バンド幅が広がろうが他の機器との接続が容易になろうが、実はこの先も本質的に変化しないのではないかと思います。
「入口情報」というのは、他のメディア(紙媒体、電波、イベント、それに人間自身...)の中でどんな情報がどこにあるかを指し示す情報ということであり、インデックス情報といってもいいかもしれません。
たとえば今日は火曜日ですが、たくさん出ている雑誌の中で、たぶん私が数百円払っても全然惜しくない記事というのは、どこかの雑誌に出ているんだと思います。だけどそれが週刊朝日なのか東京1週間なのかFLASHなのかわからない(雑誌名はあくまで例です)。全部立ち読みするわけにもいかないし、結局買わずに来週になってしまう。
そんな、発行者にとっても消費者にとっても不幸な自体をいかに防いでくれるか、というところに、インターネットやモバイルなどのデジタルメディアの一番の価値があるのではないかと思います。 これは他のメディアの集積性が相対的に高い日本で、特に顕著なことではないかと思います。
モバイルの場合、入口情報とはいっても、当然タウン情報などにシフトしたものになると思いますが、やはり他の媒体、特に雑誌とラジオにつなぐ情報が本命なのではないかと思っています。
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From: 佐藤 英明
.Subj: 【25】入口情報という見識 |
| インターネットが入り口情報という見識は、かなりやぶにらみでは無いでしょうか?
現実私にしてもメールニュースをクローズドな形で配信していますが、ほとんどの情報はインターネットから取材したものですし、我々がセキュリティ監査で使うソフト・ツールの大半はインターネットで収集したものです。またGMとかフォードも、EDIからインターネットを使ったECに大きく移りつつ有ります。 それ故インターネットが入り口情報という見識は、ごく一部のことをおっしゃっている気がします。直球で、済みません。
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From: 加藤 良平
.Subj: 【26】入口情報という見識 |
レスありがとうございます。直球もカーブも大歓迎です。
おっしゃる通り、話題がインターネットやコンピュータ絡みであれば、これは入口どころではなく、ネット上の情報は一番充実していると思います。
ただ、モバイル機器向けによりエンターテインメント的な情報を提供する場合、表示スペースが限られるのと、街での他メディアの集積度を考えた場合、入口的側面を重視し、雑誌やラジオなどのメディアをうまく利用(...寄生とまではいいませんが...)していく方が得策ではないかと思っています。
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From: 古川 泰弘
.Subj: 【27】一つの将来性 − プリペイド方式 |
iモードに限らないことですが、日本はメーカーが電話会社を経由して販売している現状が気になります。ノキアのように端末が国内に進出してきても電話会社がリードしている。これは海外からの携帯電話で事業を展開する側からみると、障壁になる可能性がある。 携帯電話を販売しているけど、どのメーカーも機種の番号まで「横並び」。これは不思議に思われてもしかたがない。
一つ将来性があるのは、プリペイド方式だと思っています。一部に犯罪の道具として使われていますが、2点良い点を挙げます。
1、古い機種がリサイクルできること 新しい機種が次々発売される一方で、古くなったハードが破棄されている。
2、使用期間・金額に制限を与えることで目的を限った利用が可能携帯電話を老人、子供に目的を制限して利用できる。
インターネットのビジネスで儲ける視点でマーケットを広げるのではなく、特定層(老人、子供)に利用できる意味も考える必要があると思います。
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From: 池田 信夫
.Subj: 【28】これからの放送にとって最大のポイント |
これからの放送にとって最大のポイントは、HDTVではなく、モバイル(IMT-2000)です。そのコンテンツがiモードのように豊富に供給されるには、2インチ(MPEG-4)から大スクリーン(MPEG-2)までスケーラブルに映像を送受信できるシステムが必要です。それにはIPをプラットフォームにし、W3Cで標準化が行われているSMILを使うしかありません(mobile SMILも開発中です)。
これによって放送をインターネットに統合すれば、日本はモバイルで築いた優位を広帯域インターネットや情報家電に拡大し、世界をリードできるでしょう。
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From: 関口 和一
.Subj: 【29】コーディネーター 〜 モバイルに求められるアプリケーションとは? |
松下の松瀬さんから、貴重なフォローをいただきました。
【23】松瀬哲朗 iモード方式が世界をリードできるかというと否でWAPが大勢でしょうが、iモードかWAPかGSM SIMtoolkitかは ベンダー/キャリアのツールの話であって、本質はサービスコンテンツのアイデアであり、これで世界をリードしていければ良いと思うのですがいかがでしょうか。その意味で、これからWAPに取り組もうとしている各国サービスオペレータ・ベンダがiモードのコンテンツに着目していると思います。
第3世代は速度面の大幅UPがあるため、果たしてどのようなサービスが可能なのか、ユーザに受け入れられるのかを欧州勢が注目しており、この面で日本が先行できる可能性があると思います。
モバイルはまだどこの国も試行錯誤の段階です。今回の会議は「デジタル・デバイド時代の・・・」というのが総合テーマですので、どんな使い方ができるのか、そのためにはどういう形をとればいいのか、という点について、皆さん、ご意見はありませんか。
その点、INSの方の古川さんから、重要なコメントがありました。
【27】古川泰弘 iモードに限らないことですが、日本はメーカーが電話会社を経由して販売している現状が気になります。ノキアのように端末が国内に進出してきても電話会社がリードしている。これは海外からの携帯電話で事業を展開する側からみると、障壁になる可能性がある。 インターネットのビジネスで儲ける視点でマーケットを広げるのではなく、特定層(老人、子供)に利用できる意味も考える必要があると思います。
確かに今のドコモの売り方を見ていると、若い人をターゲットにした宣伝や、時代に乗り遅れないようにという危機感をあおるマーケティングが見受けられるように思います。
「iモード」についても、コンパクトHTMLでだれもがコンテンツを作れるようにしておく一方で、ポータルについてはしっかりドコモが握っていたり、端末についても「P」とか「N」とかいって競わせているるというのは、かつての電電公社ファミリーの発想を思い起こさざるをえません。その意味でもどんな売り方、どんなアプリケーションが考えられるでしょうか?
グローコムの池田さんから、【28】池田信夫 これからの放送にとって最大のポイントは、HDTVではなく、モバイル(IMT-2000)です。そのコンテンツがiモードのように豊富に供給されるには、2インチ(MPEG-4)から大スクリーン(MPEG-2)までスケーラブルに映像を送受信できるシステムが必要です。それにはIPをプラットフォームにし、W3Cで標準化が行われているSMILを使うしかありません(mobile SMILも開発中です)。 これによって放送をインターネットに統合すれば、日本はモバイルで築いた優位を広帯域インターネットや情報家電に拡大し、世界をリードできるでしょう。
という意見が来ています。議論の流れとして、モバイルとは別に、デジタル放送・デジタル家電についてのスレッドを別に立てたいと思います。現行のデジタル放送やデジタル家電についての取り組みについて、問題点のご指摘やご意見をいただけないでしょうか?
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