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「ライフスタイルに浸透するコンテンツの創造」をテーマに討論するパネリストら=15日、東京・有楽町 |
「世界情報通信サミット2005」(主催・日本経済新聞社)は15日午後、「ライフスタイルに浸透するコンテンツの創造」をテーマに議論を行った。パネリストは冒頭、コンテンツの開発や配信に関する取り組みを披露した。司会はスタンフォード日本センターの中村伊知哉氏が務めた。
ポケモンの石原恒和社長は「世界への広がりの鍵は『日常性』」と述べ、携帯ゲーム機用ソフトを中心に多メディアへのコンテンツ提供、キャラクター商品の開発などを通じた身近な存在感の訴求がコンテンツの競争力を高めたとの認識を示した。また討議では「ポケットモンスター」での経験を基に、日本発の独自性と世界的な普遍性とのバランスの重要性を指摘した。
韓国のドラマ「冬のソナタ」などでコンテンツビジネスを手がけているユン`sカラーの朴仁鐸代表理事も「(メディアの)拡大はチャンス」として、インターネットや劇場、DVD(デジタル多用途ディスク)ソフトや音楽ビデオなど様々なメディアを通じた作品の広報活動、デジタル化を取り入れた映像品質の向上への意欲を示した。
ショウタイムの利重孝夫副社長は、注目を集めた楽天のプロ野球参入に関連して、テレビとインターネットのコンテンツ配信における相互補完に関する考えを紹介。試合の生中継以外のビデオ配信などインターネットならではの配信に意欲を示した。続く討論でもキラーコンテンツについて「サービス事業者としては当たることは予想できないが、仮説に基づき仕掛けなければ当たる物も当たらない」と述べ、スポーツをコンテンツとしても積極展開していきたいとの姿勢を示した。
慶応義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授の金正勲氏はコンテンツビジネスに関する政府の関与について「各国でも政府がコンテンツ産業の育成に積極的になってきた」と述べ、産業としての将来性に期待を示した。
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