世界情報通信サミット2001
トップページ 会議日程 ネット会議 スピーカー フォーラム企業 意見投稿 ENGLISH

日本と欧米、異なるアプローチ
安田浩 安田浩氏
東京大学 教授
 世界は間違いなく「ブロードバンド+ユビキタスの時代」に進んでいる。しかし国や企業によりアプローチは多様で、その多様さが示されたことに意義があった。とはいえパネリスト全員が納得したのは次の2点だった。

 一つは標準化とユーザーのためになる施策が重要という点だ。もう一つはネットワークを整備するだけではビジネスとならず、コンテンツから情報家電までどのようなアライアンスでビジネスを進めるかが問われる時代となったことを全パネリストが強調した。

 後者について「ネットワーク提供者もコンテンツを考えなくてよいのか」という問いが出され、パネリストの意見は「当然」「やりたいがまだ制限がある」などと分かれた。その中で、FMiTVのノージーン氏が「コンテンツはいくらでもある。もっとブロードバンド環境が整備されればビジネスはいくらでも伸びる」と強烈な主張をしたのが印象的だった。

 日本では電波の有効活用のために「電波オークションをすべきだ」という意見が強まっているが、BTのギャラガー氏は「英国を含め、欧米で行われている電波オークションはユーザーのためにならない。日本政府は同調しないように」という忠告もあった。

 全体としてブロードバンド化で先行する欧米に対し、iモードが急速に普及した日本とではユビキタス社会へのアプローチが異なる印象を受けた。

 技術のセッションでもう一つ大事な論点であるセキュリティについて議論できなかったのが心残りだ。

トップページ Page Up
お問い合わせ:「世界情報通信サミット」事務局 gis@nikkei.co.jp
NIKKEI NET Digital Core
Copyright 2001 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.
世界情報通信サミット1998 世界情報通信サミット1999 世界情報通信サミット2000